SPACE COTANが宇宙戦略基金に採択
2025. 1. 17
SPACE COTAN株式会社は、宇宙戦略基金の技術開発テーマ「将来輸送に向けた地上系基盤技術: 打上げ高頻度化等を実現する地上系基盤技術開発」に採択されました。
HOSPOの商業化を見据えて、複数種のロケットを高頻度で打上げ可能な次世代の射場を実現するため、地上系とロケット間のインターフェース共通化等の基盤技術の開発を行います。
LOGOS
高頻度打上げに対応する
射場・宇宙港を目指した地上系基盤技術
●概要:
日本政府が定める宇宙政策の最上位計画です。10年先を見据えた国の宇宙活動の指針で、ロケット・衛星の開発利用から宇宙安全保障、産業育成、国際協力に至るまで幅広い分野を網羅しています。
●宇宙基本計画より抜粋:
民間事業者や自治体による将来の打上げ需要の拡大を見据えた射場整備やサブオービタル飛行等の新たな輸送ビジネスの実現に向けたスペースポート整備については、宇宙システムの機能保証や地方創生、民間小型ロケット事業者の育成の観点も含めて、必要な対応を検討し、必要な措置を講ずる。
●概要:
宇宙基本計画の実行戦略にあたり、主に宇宙輸送、宇宙利用、宇宙科学・探査の3分野において重点的に研究開発すべき技術を示しています。
●宇宙技術戦略より抜粋:
「民間主導のロケット開発運用にも共通的かつ低コストで広く利用可能な基盤的技術を獲得していくことが必要」「複数のロケットへの打上げへの対応を可能にするロケット・射場間のインターフェース共通化技術、打上げ時の射点や飛行経路の天候・風・氷結層等の環境を精度高く予測する打上げ時の環境予測精度の向上技術、テレメトリの送受信装置を小型化・可搬化・低コスト化し、複数のロケットで汎用的に利用することに向けた小型で汎用性の高いテレメトリ技術、極低温燃料の貯蔵・充填・排出等を安全かつ効率的に行う極低温推進薬制御技術等の開発が重要」
down
HOSPOはあらゆる企業・団体が利用できる民間商業宇宙港です。ロケット打上げに適した立地を活かし、小型から大型、さらには再使用型まで、多様な機体を受け入れ、高頻度打上げが可能となる次世代射場を実現します。
高頻度打上げに向けて射点を複数のロケットで共用可能とするためには、ハードウェアの入替えを最小限にする設備の共通化(標準化・規格化)と、設備の保守頻度を抑制して打上げ可能な期間を長く確保できる信頼性の向上が重要となる。射点設備における極低温流体や高圧ガス等の接続装置を共通化し、さらに保守負担を低減可能な設計の実現に向けた研究開発を行う。
複数のロケットが共用できる地上局には、ハードウェア構成を変更せずロケットに合わせた設定変更が容易に可能な仕組みと、広範な飛行経路に対応可能な設置位置の高い自由度が求められる。この課題に対して、ソフトウェア無線技術を活用して開発する無線データ処理システムを搭載可能かつ可搬性を有する地上局の開発を目指す。
極低温推進薬のシステムを複数のロケットで共用可能とするには、ロケットごとに異なる推進薬の貯蔵/容量/流量/温度/圧力等の要求に対応可能な可変性と、設備の増強・縮小等が容易に可能な拡張性が必要になる。これらを両立すべく、極低温推進薬管理の各機能(貯蔵・供給・加圧・温度調整・排ガス処理)をユニット化したシステムを研究開発する。
高頻度打上げに資する気象予測技術には、季節や環境に依らず精度良く予測可能なことに加え、多くの事業者が適切に利用できる仕組みが重要である。ドローンやLiDAR等の近年発展してきた観測技術も組合せて、打上げに重要な気象要素の予測モデルの精度向上を目指しつつ、気象制約条件を加味したリスク情報も統合的に配信するプラットフォームの開発を進める。
高頻度打上げに対応する射場に向けて、ターンアラウンド時間の短縮や推進薬の効率的な使用等を実現する基盤技術として、極低温推進薬の高速充填技術、流動不安定防止技術、AI技術を用いた推進薬使用量の高精度予測システム、蒸発ガス(BOG)の低減技術等を開発する。
宇宙戦略基金は、スタートアップをはじめとする民間企業や大学等が複数年度にわたって大胆に技術開発に取り組めるよう創設されました。日本が開発を進めるべき技術を示した宇宙技術戦略に基づき、輸送・衛星等・探査等の3分野で技術開発テーマを設定し、10年間で1兆円の支援が予定されています。本基金では、基幹ロケット及び民間ロケットの国内打上げ能力を、2030年代前半までに年間30回程度確保することがKPI(重要業績評価指標)に設定されています。
2025. 8. 5
宇宙戦略基金事業の活動報告2025年8月号を公開しました。
2025年8月までに宇宙戦略基金事業の四半期進捗報告会を実施したほか、宇宙戦略基金PDの石田真康氏にHOSPOを視察いただきました。また、SPACE COTANの東京事務所を開設しました。
2025. 1. 17
SPACE COTAN株式会社は、宇宙戦略基金の技術開発テーマ「将来輸送に向けた地上系基盤技術: 打上げ高頻度化等を実現する地上系基盤技術開発」に採択されました。
HOSPOの商業化を見据えて、複数種のロケットを高頻度で打上げ可能な次世代の射場を実現するため、地上系とロケット間のインターフェース共通化等の基盤技術の開発を行います。
SPACE COTAN株式会社(以下、「当社」という。)は、文部科学省の「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン(平成26年8月26日)及び「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(平成19年2月15日・令和3年2月1日改正)」を受け、「競争的資金等の不正防止に関する基本方針」及び「競争的資金等の取扱規程」他関連諸規程を策定しており、研究活動における不正行為や競争的資金等の不正使用への対応として厳正かつ適正な管理運営を図るため、当社の責任と権限体制について、以下のように定めます。この体制のもと、研究活動における不正行為や競争的資金等の不正使用を防止し、適正な管理・運営に努めて参ります。
●最高管理責任者:代表取締役社長
・基本方針を策定・周知するとともに、それらを実施するために必要な措置を講じます。
・競争的資金等の運営・管理が適正に行えるよう、統括管理責任者及びコンプライアンス推進責任者に対してリーダーシップを発揮し、適切な措置を講じます。
● 統括管理責任者:経営管理グループ担当執行役員(経営管理グループ担当執行役員が代表取締役社長の場合は、経営管理グループディレクター)
・不正防止対策の組織横断的な体制を統括する責任者として、基本方針に基づき、不正防止計画及びコンプライアンス教育プログラムを策定・推進し、実施状況の報告を受けるとともに、実施状況を最高管理責任者に報告します。
● コンプライアンス推進責任者: 研究代表者又は研究分担者(研究代表者又は研究分担者が不在の研究等の場合は、各研究等を管轄するグループの担当執行役員)
・統括管理責任者の指示の下、研究代表者、研究分担者、各研究等を管轄するグループに属する役職員並びに競争的資金等の運営・管理に関わる役職員に対し研究倫理教育を含むコンプライアンス教育を実施し、理解度の把握、受講状況等の管理監督を行うとともに、コンプライアンス教育の実施状況を統括管理責任者に報告します。
当社の責任体制図はこちら
競争的資金等を使用した研究活動における不正行為等の疑いに関する社内外からの告発等を受け付けるため、以下の通報窓口を設置します。
SPACE COTAN株式会社 内部監査グループ
メールアドレス: whistle-blowing@spacecotan.com
当社における競争的資金等に係る事務処理手続及び執行等に関し、明確かつ統一的な運用を図るため、以下の相談窓口を設置します。
SPACE COTAN株式会社 経営管理グループ
メールアドレス: corporate@spacecotan.com
物品及び役務の調達に関して、日頃よりご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
競争的資金等を使用し取引を行う取引業者様に関しては、一定の規模以上の取引の場合、当社規程に基づき、誓約書をご提出いただくこととしております。
該当した場合には、ご協力を頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。
誓約書のひな形はこちら(印刷・署名・捺印しご提出ください)
北海道広尾郡大樹町西本通98 3階
SPACE COTAN株式会社(以下、「当社」といいます。)は、本ウェブサイト上で提供するサービス(以下,「本サービス」といいます。)における、ユーザーの個人情報の取扱いについて、以下のとおりプライバシーポリシー(以下、「本ポリシー」といいます。)を定めます。
当社が個人情報を収集・利用する目的は、以下のとおりです。
本ポリシーに関するお問い合わせは、下記の窓口までお願いいたします。
住所:〒089-2152 北海道広尾郡大樹町西本通98 3階
社名:SPACE COTAN株式会社(SPACE COTAN Co., Ltd.)
Eメールアドレス:press@spacecotan.com
以上